尾行・張り込み
あらゆるトラブルや問題の解決には、その物事に関する情報や証拠を得る必要があります。しかし、そう簡単に手に入るものではなく、プロだからこそ叶う情報収集もあるのです。探偵は探偵独自の調査手法を元に情報収集や証拠収集を行っていきます。その中でも最も多く活用されている尾行・張り込みについてご説明していきます。尾行・張り込みについて知り、効果的に問題解決に役立てていきましょう。
尾行・張り込みについてのご案内
尾行・張り込みとは
尾行の概要
尾行とは対象者の行動を把握するために後を追いかけていく手法です。徒歩や車などを利用して対象者を追います。相手に気付かれないようにこっそり行い、相手の行動から依頼人の希望する情報を集めたり、不正の証拠をとらえていきます。さまざまな問題に関する情報収集に役立てられるため、探偵の調査の中でも基礎となる手法であり、一番多く利用されている手法です。相手を見失わないように基本的に2名以上の調査員が協力し自然に尾行をしていきます。
張り込みの概要
張り込みは尾行と同時に行われることが多い調査手法であり、特定の場所において対象者を観察し相手の動きや出入りする人物などを確かめます。尾行で跡をつけて得た情報や依頼人から得た情報を元に特定の場所において待機することもあれば、尾行し入った場所において継続して張り込みを行うこともあります。張り込みは滞在時間も左右するため、長時間観察する場合には、第三者にも怪しまれないように自然に行うことが重要です。
調査で得られる情報とは
尾行・張り込みは探偵業務において、対象者の行動や動向を把握するための重要な調査手法です。その行動から不正を発見した場合には映像や音声などを残し証拠として利用できることもあります。これらの手法を用いることで、具体的には以下のような情報を得ることができます。
尾行で得られる情報
行動
尾行をすることで対象者の行動を把握することが出来ます。日々のスケジュールや日常の様子を知ることができその人物がどのような人なのか知ることにも繋がります。また行動を確認することは対象者から聞いていた行動情報と偽りがないか確認することにも繋がります。相手がどのような人物であり、素行に問題が無いか確かめるには行動を確認できる尾行が必要不可欠になるでしょう。
訪問先
尾行をすることで対象者の行き先を確認することができます。危険な場所への出入りをしていないか確かめることや、行先によって不正行為が行われていると判断が出来る場合もあるでしょう。訪問先には、自宅や職場も含まれるため、相手がどのような場所に出入りしているのか確かめることにも繋がり、所在を確認したり、現在の勤め先などの情報収集にも役立てられます。そこから、経済情報の把握にも繋がり様々な情報収集を叶えられます。
人間関係
尾行中に接触する人物から対象者の人間関係を把握することが出来ます。同居する人物であったり、交友関係、同僚などを知り、その人々との接触中の会話などから関係性を知れるでしょう。また、その人物と出入りする場所から更に関係性を深堀りすることも可能です。尾行をすることで、相手との関わり方を知り対象人物の人間性を知ることができたり、危険な人物との接触が無いか確かめることにも繋がります。
張り込みで得られる情報
出入りの確認
特定の場所での張り込みでは、その場所に出入りする人物を確認したり、その場所へ対象者が出入りしているのかを確認することが出来ます。だからこそ、尾行を始める際のポイントとして特定の場所において張り込みをすることもあります。また、出入りする人物がいる場合にはその人物を深堀し、出入りする頻度を確かめる場合にも張り込みが利用されています。
場所の利用状況
張り込みする場所の対象者の利用頻度や状況を確認することが出来ます。例えば、依頼人が伝えられていた行先において張り込みを行い本当にその場所を利用しているのか確認するために有効です。また、その場所の利用時間や利用頻度などを確認し相手の行動パターンなどの情報を収集することにも繋がります。
現場での状況
特定の場所における状況把握にも張り込みを利用することが出来ます。張り込みする場所における状況把握の例としては、何らかのトラブルや問題が実際に起きいると考えられる場合に、実際にその場所において起こる出来事を観察することにより、実態確認を行うことが出来ます。その場の状況を把握することはこれから起こり得る問題のリスクを事前に把握しておくためにも有効です。
探偵だからこそ認められている手法
尾行・張り込みには法的制限がある
尾行・張り込みは誰にでもできるわけではありません。ご自身でもできるのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、調査手法は法によって制限があり、探偵は探偵業法で認められているからこそ、尾行や張り込みという方法にて情報収集することが許されています。個人で行ってしまうとストーカーであったり、プライバシーなどの問題に関わるため注意が必要です。また、探偵でも嫌がらせや犯罪目的の依頼だと判断した場合には行っていません。執拗な尾行を行う事や許可されていない場所への立ち入りなどは出来ませんので、把握しておきましょう。どのような調査も可能と謳っている探偵は、悪徳業者の可能性が大いにあり得ます。
尾行・張り込みを利用する時とは
相手の行動や状況を知るために必要な手法
尾行や張り込みは相手に関する様々な情報収集に役立てられます。そのため、相手に不審点がある時や事実を確認したい場合に、尾行や張り込みを通して行動や状況を把握し真実を明らかにすることが出来ます。リアルな情報収集が叶う事から証拠としても有効になり、あらゆるトラブルや問題解決において必要不可欠な手法として利用されています。
尾行・張り込みが利用されている調査事例
尾行の利用例
- 浮気をしていないか把握したい
- 子どもの素行について調べておきたい
- 相手が信用できる人物なのか確かめたい
- 風俗店などに出入りしていないか確かめたい
張り込みの利用例
- 嫌がらせの実態を確認したい
- 怪しい地域の集会について実態を確認したい
- リモートの従業員の勤務態度を調べたい
- 離れて暮らす祖母の安否確認を行いたい
専門家だからこそ成し得る調査手法
尾行も張り込みも相手や周囲の関係者などに悟られないように細心の注意を払いながら行うことが重要な手法です。探偵は、徹底した研修を行い、豊富な経験を活かして実行していくからこそ成し得る技なのです。尾行張り込みは、ただ行うのではなく、依頼人から預かった事前情報を元に緻密な計画を行い実行していきます。だからこそ、依頼人の協力も必要になります。尾行・張り込みを用いた調査の利用を考えている場合には、何について情報収集を行いたいのか目的を明確にし、その事柄に関する情報をまとめておきましょう。私たちがその情報を元に、尾行や張り込みを通し依頼人の必要とする情報収集を行っていきます。
現在抱えている悩みや問題において探偵調査を利用したい、利用方法について知りたいという方は無料相談よりお問い合わせください。ご自身の抱える問題の解決法が分からない場合にもご利用いただけます。