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同性パートナーの浮気に対して慰謝料請求はできる?

更新日:2025-11-07

掲載日:2025-11-07

 

同性パートナーの浮気に対して慰謝料請求はできる?

 

近年、LGBTQ+への理解や情報発信が広がり、同性カップルの交際や同棲も以前より社会的に可視化されつつあります。しかしその一方で、浮気不貞行為が起きた際の法的な位置付けや取り扱いは、制度面も含めて十分に整理されているとはいえません。異性間であれば婚姻制度という明確な法的な受け皿がありますが、同性カップルの場合は、どのように対処すべきか悩む方も多いのが現状です。同性パートナーの浮気に対して慰謝料請求を考えるなら、まず証拠を確保した上で検討を進めることが重要です。この記事では、同性パートナーの浮気を疑った際の注意点や、証拠収集の重要性について紹介します。

 

 

目次:同性パートナーの浮気への慰謝料請求と証拠の重要性

同性パートナーの浮気問題

 

同性パートナーの浮気の実態

同性カップルの交際でも、浮気による傷つき不安裏切られた感情は異性カップルと全く同じように生じます。しかし法的な婚姻制度に乗りにくい現在の日本では、同性パートナーの関係性は周囲に知られていない事もあり、悩みを打ち明ける場が限られる上に、二人の関係性を証明できるかという壁に直面することがあります。そのため、浮気された側が泣き寝入りしやすい構造になりがちなのが現実です。

 

 

慰謝料請求は可能?

同性カップルでも、2人の関係が婚姻に準じたまとまった共同生活と評価できる場合は、内縁と同視され、内縁と同様に不貞行為に基づく慰謝料請求が認められる可能性があります。そのためには、不貞行為そのものを客観的に示せる証拠が不可欠です。「二人が内縁関係にある」ことと、「事実を裏付ける証拠」が揃うほど、損害賠償請求の現実性は高まります。

 

 

同性パートナーの浮気の兆候

 

同性カップルでも、浮気に向かう前段階では、接触頻度や行動パターンの変化として気配が出ることがあります。本人は誤魔化しているつもりでも、日常の違和感を見逃さずに確認しておくことが重要です。

 

曖昧な外出の頻度が増える

これまで休日は一緒にいることが多かったのに、突然「友だち」「仕事関係」など名札は付くのに具体性がない外出が増える場合は注意が必要です。「誰と行くの?」と聞いても濁されたり、帰宅時間が曖昧だったりと、説明できない時間が積み上がることは、浮気の典型的な前兆として見られることがあります。

 

SNSの使い方が変わる

投稿スタイルが急に変わる、フォロー・フォロワーに怪しい人がいるなどこうしたSNS周辺の変化は、人間関係の変化を反映することが多いです。同性カップルの場合、第三者には交際が知られていないことも多く、交際相手がいると気づかれないように他の人と関係を深めているケースも見られます。

 

スマホを隠すことが増えた

画面を伏せる、通知バナーをOFFにする、トイレや風呂までスマホを持ち込む、ロックを急に変える――こうした行動は、最も分かりやすい違和感のひとつです。同性同士ならば、相手を友だち扱いしたまま、別の人とも密にやりとりできる環境が揃いやすく、スマホ上だけで深い関係が形成されていることもあります。小さな違和感ほど見落としやすいので、累積で判断することが大切です。

 

身だしなみの意識が変わった

これまで特に気にしなかった服の系統が変わる、香水を使い始めるなどの外見的な投資は、誰かを意識しているサインになりやすい項目です。同性である相手の好みを掴みやすいのも特徴で、特定の人物の嗜好に寄せた変化の場合はより注意が必要です。浮気の場面では、外見の最適化が先に表に出てきます。

 

距離感があると感じることが増えた

会話はあるのに心がここにない感じが続いたり、共通の未来の話題を避けたりといった心理的な距離の変化は、既に別の人間関係に感情の重心が移っている兆候であることがあります。同性カップルの場合、周囲に関係性を説明していないケースも多く、本人の中で状況が二重化しやすい分、温度差が強く現れやすい側面があります。

 

 

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同性パートナーの浮気を疑った際の注意点

 

勢いですぐに問い詰めない

感情が溢れると「今すぐ聞かなきゃ」と思いがちですが、勢いで矢継ぎ早に問い詰めてしまうと、証拠を手放すきっかけになったり、言い逃れの余地を与えたりします。まだ確証がない段階なら、まずは一呼吸おき、自分の感情だけを根拠に断定しないことが大切です。同性パートナーの場合は、身近な友人関係との線引きが曖昧なこともあり、決定的な証拠が伴わない問い詰めは、関係を一気にこじらせるリスクがあります。

 

 

同性パートナーの浮気を疑った際の注意点

 

 

疑っていることに気づかせない

疑いを悟られると、メッセージ削除や、行動パターンの変化など、証拠隠滅する可能性がありますう。そのため、心では不安があっても、普段通りを装った接し方が重要になります。また同性の場合、友人と言い逃れすることも容易なため、こちらの反応を見ながら距離感を調整しやすい傾向にあります。焦らず、淡々と現状を観察し、次の一手に備える姿勢が必要です。

 

 

まず浮気の証拠を整理・収集する

慰謝料請求を考えるなら、不貞の事実を示す証拠が必要になります。感情的な訴えではなく、LINEやDMのやり取り、日時の分かる密会の状況、ホテル出入りの記録など、客観的な裏付けが重要です。同性カップルの場合も考え方は同じで、内縁と同視できる関係なら不貞行為として評価される余地があります。あとで抜けがないよう、時系列で整理して保全することが大切です。

 

 

浮気の証明には確実な証拠が重要

 

肉体関係を示す証拠が必須

慰謝料請求の検討では単なる好意や親密なメッセージだけでは不十分とされ、肉体関係が認められる客観的証拠が重要になります。同性カップルであっても、この考え方は変わりません。ホテルの出入りが時間帯と共に確認できる写真・動画、またはそれらを補完するメッセージのやり取りなど、複数の情報が連動して「性行為があったと推認できる状態」がポイントになります。

 

 

合法的に証拠を集めることが重要

相手のスマホを無断で操作したり、パスワードを推測して勝手にログインしたり、盗聴や盗撮をする行為は、事実を確かめたい目的であっても違法となる可能性があります。証拠をねつ造するのではなく、客観的な状況を正当に集めて残すことが大切です。法的に問題のない範囲で積み上げた事実は、手続きの場面で強い説得力を持ちます。感情に流されず、必ず合法の範囲で進めることが、結果的に交渉や法的手続きを有利にします。

 

 

法的に認められる証拠が必要

慰謝料請求は、感情的な話し合いでは成立しません。第三者にも説明できる形で不貞行為を裏付ける証拠を集める必要があります。同性カップルの場合も、内縁と同視し得る関係として扱われるなら、評価の枠組みは異性の内縁と同じになるケースがあります。メッセージのやり取り単体よりも、密会の日時が分かる写真や領収書など、複数の要素で確実な証拠を作ることが、法的な説得力につながります。

 

 

 

 

同性パートナーの浮気を証明するには

探偵による浮気の証拠収集

慰謝料請求を考えている場合、浮気の事実を明確に証明できる証拠は欠かせません。自分だけで調べようとすると、相手に気づかれたり、やってはいけない方法に踏み込んでしまう可能性もあります。探偵調査であれば、法律に沿った方法で、写真や動画などの法的に使える証拠を確保できます。第三者が記録をまとめるため、説明がしやすく、相手に認めさせやすくなる点もメリットです。証拠がきちんと揃っていることで、今後どの選択肢を取る場合でも、より冷静に判断しやすくなります。

 

 

探偵による証拠収集

探偵による証拠収集とは、尾行や張り込みなどの調査手法で、相手の行動を確認しながら証拠となる情報を集めます。必要に応じて聞き込みで補足情報を得ることもあります。こうした調査には知識と技術が必要で、どの場面で何を押さえるべきかを専門的に判断できます。自分では証拠がつかめず解決の糸口が見えない問題でも、探偵に依頼することで有効な証拠につながる可能性があります。

 

 

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同性パートナーの浮気に関する世間の声

 

同性同士も救われてほしい|20代女性

異性同士で婚姻関係があれば、法律のスキームにそのまま乗せやすいんですけど、同性だと本当に判断基準が曖昧で複雑ですよね。浮気自体はいけないことだし、被害者が救われるルールがもっと明確化されたら、泣き寝入りせずに済む人は増えると思います。

 

 

友達が苦しんでました|30代男性

ゲイの友達が、10年付き合って同棲までしてた彼氏に浮気されて別れたって聞きました。慰謝料とか請求したら?って言ったんですが、内縁扱いになるとは限らないし費用も掛かるから諦めるって言っていて、本当に切なかったです。悔しいですよね。

 

 

使える制度は使うべき|20代女性

私は女性同士でお付き合いしているのですが、相手が他の女性とも距離が近くて不安だったので、パートナーシップ制度を使いました。抑止力になってくれたらと期待してます。そもそも同性カップルが使える制度って多くないので、使えるものはちゃんと押さえておくのが大事だと思いました。

 

 

同性パートナーの浮気問題は専門家に相談

 

同性パートナーの浮気で悩んでいる方は、まず24時間対応の無料相談を利用してください。勢いで問いただしたり独自に動いてしまうと、のちの手続きで使える形に証拠が整わず、結果的に自分が不利になる可能性があります。後手にならないためには、まず何を保全すべきか、合法的にどう進めるべきかを専門家と擦り合わせることが重要です。同性パートナーの浮気に対して慰謝料請求を考えている方は、専門家に相談することで具体的な解決策や次の一手が見えてきます。

 

 

※本記事の相談内容は、探偵業法第十条に則り、実際の案件を基に一部内容を変更し、個人を特定できないよう配慮して記載しています。弊社では、個人情報保護法を遵守し、相談者および依頼人のプライバシーを厳格に保護することを最優先に取り組んでおります。

 

 

この記事の監修者
記事作成者

この記事は、探偵興信所社団法人の大阪調査員が作成しました。大阪での調査に日々励んでいます。調査の合間にたこ焼きを食べるのが楽しみです。探偵興信所一般社団法人大阪のスタッフ紹介

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